世界最古の大学、アル・カラウィーイン

世界最古の大学、アル・カラウィーイン大学 ― フェズの中心に佇むモロッコの遺産

「アル・カラウィーイン」または「アル・カラウィン」としても知られるアル・カラウィーイン大学は、今日に至るまで世界で最も古くから継続的に運営されている教育機関の一つと考えられています。大学の創立はファティマ・アル=フィフリによるものだと多くの人が考えていましたが、研究者がミフラーブ(礼拝用の壁龕)の上にある銘板を発見するまで、この考えは揺るぎませんでした。この銘板によって、大学の真の創設者であり建設者であるイドリース2世の息子、ダーウード・イブン・イドリースが、モロッコ、フェズの旧メディナで西暦857年から859年頃に建立したことが明らかになったのです(銘板によると、建立年は西暦877年)。この建物は単なる礼拝の場ではなく、知識と学問の灯台となり、さまざまな科学者を惹きつけ、イスラム東方を越えて名声を博した著名な学者を輩出しました。 世界最古の大学、アル・カラウィーイン

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *